茨城のおススメ~本場結城紬染織資料館
~茨城県結城市大字結城~
「着るほどに洗うほどに風合が出て、
私のものより祖父の着た着物の方がはるかに着やすく、
体にぴしっとしまり、しっかりやっているか、と祖父の声がきこえるようです」
とは重要無形文化財の指定をうけている結城紬への思いを話す奥沢順氏。
奥沢家はこの地方の由緒ある旧家で、当主順氏の祖父淳七氏は分家して、
この地に移り、本家より持ってきたものを大切に保存してきた。
淳七氏の子息順一氏は県会議員をやめたあと、先年まで結城市長をつとめ、
今は退き、株式会社「奥順」の会長として活躍されている。
三代目当主順氏は、一九七四年、NHKの朝のテレビドラマ「はと子の海」の
ロケ舞台となった屋敷の一角に、資料館、織場、商品展示室の三館を新設し、
顧問に染織の第一人者山辺知行氏を迎えたのだった。